2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

希望と人間の価値の話

言葉って、一度発するとじぶんから切り離されるイメージがある。 じぶんがこんな激しい言葉を使うことが信じられなくて、数年後に読み返してびっくりする。 今だったら、人間の価値について、どんなことを思って、何を書くだろう。 あなたにとって希望とは何…

若いうちにするべき10のことの話(10個とは言ってない)

若いときの苦労は買ってでもしろ、という言葉がある。 いくら少子高齢化で年寄りが増えているのだとしても、若者の力や可能性みたいなのを無視することはできなくて、若い人はどう考えているのか、若い人の間では何が流行っているのか、っていうのを、意識し…

ハクナマタタとぱろぷんての話

さあみなさん、ご一緒に。 ハクナマタタとぱろぷんて。 はい。 ハクナマタタとぱろぷんて。 はい。 ハクゥナァッ、ァッ、マァタアッタゥア! と、ぱろぷんて。 ライオンキングでも有名なこの「ハクナマタタ」というフレーズは、スワヒリ語で、どうにかなるさ…

出会いはなんだって、第一印象が大事 DAY1【岳麓教習所での免許合宿がおすすめという話】

岳麓教習所 この漢字を読める人は、なかなかいない。 山梨県富士吉田市にあるこの教習所に、ぼくとなおや(仮名)はいわゆる免許合宿に来ていた。新宿からバスで一本、2時間ほどで着いて降りた駅からは、富士山がよく見える。 3月はまだとてもとても寒くて、…

人間関係つらい人がすくわれる方法 言葉化と心化の話

好きです。 人間関係って、基本的にめんどくさい。 そこに正解はないし、じぶんが正しいと思って行動したことでも、ほかの人たちにとっては正しくないことが、よくある。 責められることもある。 あらゆる行動や投げかけた台詞が、価値観という言葉に集約さ…

モテたすぎる話

あいつイイ男だよね、と言われたい。 他人の目を気にすることとか、八方美人とか。 なんかそれが悪いことかのように言われることが多い気がする。 たしかに、人の顔色ばかり伺って、じぶん自身が苦しくなりすぎているのは、もったいないのかもしれない。 し…

すてきなもの、ちょっと挙げてみる話

20代くらいのスーツを着たお兄さん、寝癖なのかそういう髪型なのかわからないけれど、アホ毛みたいな束が、風にふわふわ揺られてる。 かわいいなあと思って、ちょっとにやにや。 歩道橋が、車通るたびにぐわんぐわんと揺れてて、なんか不安なんだけど、どこ…

うだうだ言ってないで、言いたいことは言えという話

だれかに向けて書いたものではなかった。 こいつまじ意味わからんって、maybe you are thinking の話 - 言葉尽くして、好き隠さず と言えば語弊がある。 だれか特定の個人に向けたメッセージではなく、今関わっている人すべてへのぼくの気持ちを吐きだしたつ…

こいつまじ意味わからんって、maybe you are thinking の話

その人に関心があって、好きを持て余しているとき、 なんだこいつ、意味が全然わからない。 何考えてんの、バカなの? って、思うことがある。 これはあくまで一般論。 最近、そう思うことが多くて、だからなんだか、いらいらしてしまっているのだと思う。 …

心の仮面

自分を考察すること、とは。 自分とはいったい何者であるのかを考えること。どんな性格の、どんな人間で、何に価値を置くのか。そういったことを考えることなのだろう。 自己理解ワークブックの最初のページ、はじめに、にも書いてあるように私も、向き合う…

わかなという化け物の話

わかなさん(仮名)は、頭がおかしい。 これは褒め言葉ではない。 「わかなさんと似ている一年生が入ってきた」 テンション高く言った、サークルの代表は、幸ちゃんという渋谷の居酒屋の前で、ぼくとわかなさんを引き合わせた。 わかなさんは真顔でぼくの顔…

言葉は致命的にズレる話

電車を待つホームで、死にたいと呟く。 それだけでたぶん、周りの人はぎょっとする。 テストで0点を取った高校生が、死にたいと一言もらす。 周りの人は、みんな笑っている。 言葉には文脈が必要で、その言葉を「言葉」のまま受け取ることって、できない。 …

もがき苦しむ美しさの話

金持ちと結婚したいと言っていたドイツ人の女の子は、 「悩みのない人生を送りたい」 と言っていた。 ぼくは当時(今もかもだけれど)、会話のキャッチボールのできない高校生だったので、グローブで一度受け止めて優しく投げ返すということができなくて、バ…

好きと風邪は、どちらも感染る話

好きって、ずいぶんと重い病気だ。 例えばどうでもいい酔っ払っている人が、車の行き交う二車線道路の間に立って、ぴゅんぴゅん走っている赤いミニクーパーめがけて、急にお花を摘みはじめても、あー、そんな人もいるんだなあ、気持ち悪いなあ、くらいで終わ…

えっちという言葉はとてもえっちな話

ひらがなが好きだ。 その丸さに、優しさを感じてしまう。 可愛いよりもかわいいがいいし、 素敵よりもすてきがいい。 レモンよりもれもんがいいし、 エッチよりもえっちがいいに決まってる。 「えっち」って、「すてき」に勝るとも劣らない、意味の広い、よ…

ゼミについては語らない話

さわこ(仮名)のことは、よくわからない。 ゼミについて語りたいことがあるとすれば、それは閉塞感であったり、全体の態度であったりするのだけれど、こんなところでぐちぐちと文句を言うのは、ダサすぎる。 実際、他のゼミ生がどう思っていたのかは知らな…

みんな時刻に落ちろというはなし

電話は嫌いだなぁ。シャワーを浴びながら、髪に染み付いた肉の油の匂いがなかなか取れなくて、鬱陶しく感じる。だいすきなアメリカのドラマに出てくるダイナーの店主は、”dead meat”と言いながらハンバーガーをサーブする。電話が鳴って、外に出ると、リンゴ…

東京は悪魔である話

ぼくはずっと、東京で暮らしている。 悪魔って、何か大切なモノと引き換えに、願いを叶えてくれるもの。 誘って、惑わして、堕落していく。 東京には、なんでも揃っている。日々、新しいモノ、サービスが生まれ、より便利に、より豊かになっていくように思わ…

糸杉とやまはと秘密の話

公園内は広すぎて、どこに行けばいいのかわからない。園内の野球場で行われている少年野球は、ぽろぽろミスが多くて、どうなるかまったく予想できなくてハラハラして、 とても好きだ。 美術館も神社も動物園も桜も楽しめるこの場所に来るのは、たぶん二度目…

占いは言い訳という話

占いは言い訳だ。 占いって、本気で信じている人は、頭がおかしいのだと、ずっと思っていた。 宗教は心の弱い人がすがるもので、占いは頭の悪い人が騙されるもの。 そんな偏見を、ずっと持っていた。 大学がキリスト系で、否が応でも学ばなければいけなかっ…

爆弾魔と夜の公園の話

あおた(仮名)と錦糸町で飲んでいて、時刻は0時を回ろうとしていた。 「田中みな実って、なんであんな女性人気が高いんだろう?」 「努力しているところが、じぶんでも出来るかもって思わせてくれるからじゃない?」 店員さんが早く帰りたそうな顔をしてい…

断定する意味がわかった話

この話には続きがある。 断定する意味がわからない話 - 言葉尽くして、好き隠さず これを読んでくれたぼくの友だちが、 「変わることを前提で今言っているんだと思う」と言っていて、どういうことだと考えた。 半日くらい経って、なるほどなーと思った。 た…

断定する意味がわからない話

まあぼくも断定するけれど。 こうである、とか、こうでなければならない、とか、こうしなければいけないんだ、って、よくわからない。 たしかにぼくの中では、決まった答えというものがあるときはあるけれど、それを声高に叫んで、主張する必要性はどこにあ…

信念を持つ人しか挫折しない話

結局世の中を変えてきたのは、強い思いを持っている人だ。 そこには信念があって、だれに何を言われようとも曲げられないものがある。 強い思いをもっている人は美しいし、かっこいい。 ただ、挫折するのも、そんな信念を持っている人だ。 強くて真っ直ぐな…

嫌なことがあると最高にうれしい話

カラオケが千円分くらい、無料になるクーポンがあって、ぼくは二年前、夕方に一人で行くことにした。 ぼくは友だちとカラオケに行くのが、大好きというわけではない。 話せないから。もっともっと話して、語り合って、夜を明かしたいと考えてしまう。 ただ、…

怒りしかわかない話

こんなものを毎日つらつらと書いているくらいだから、ぼくはじぶんが正しいと思う考えを持っていて、その主張を常に声高に叫びたいと思っている。 だから、じぶんの主義主張から大いにズレるような人や行動をみると、ムカついてきて、何でなのかがわからなく…

誠実でいるのは楽という話

互いの意見がぶつかり合ったとき、一見関係ないようなことを指摘されて、黙ってしまうことがある。 仕事でいくらがんばっていても、プライベートではだらしない、とか。酒癖が悪い、女癖が悪い、とか。 そうすると、いくら仕事で成果をあげていたとしても、…

エモたばこの夜の話

まゆ(仮名)がいたから、ぼくはサークルを続けてきたのだと、そう思う。 言語化できるほどの理由やエピソードがあるわけではなかった。彼女が特別何かをしたわけではないし、ぼくが特別したことも、何もない。 ただ、ぼくと、まゆと、かんた(仮名)は、一…

ベビーカーを押す男性は増えていない話

結婚を意識しだすと、急に街中の家族づれがよく目にとまるようになるという。 ぼくは最近、赤ちゃんを抱っこしている男性、ベビーカーを押している男性、子どもと二人で回転すしに行く男性などを、よく目にするようになった。 平日の昼間から、ベビーカーを…

出会いは伏線でしかない話

これ、意味あるのかな。って思うことって結構ある気がする。 この人に親切にして、意味あるのかな。 今目の前で転んだおばあちゃんに駆け寄って手を貸すことって、ただのエゴでしかなくて、結局「わたし」がいなければ、おばあちゃんは一人で立ち上がる。 結…