人生は不思議な出会いにあふれているはなし 2-2

人生は不思議な出会いにあふれているはなし 2-1 - 言葉尽くして、好き隠さず 続き 熱い視線でお互いを見つめる女の子がふたり、隣で踊っている。ほほ笑むと、彼女たちはわたしを歓迎してくれ、3人で踊った。しばらくしてふとアーロンが心配になり、探しに行…

いつかどこかできっと会う好きな人の好きなところ

たけぴって呼んでくれるあの子の好きなところは、どんな環境にも飛び込む勇気があるところ。 きっと一番難しい、動くっていうこと、行動するっていうことをきちんとできて、勇気を出して一歩を踏み出すことができる。 そんなとてもとても、勇気の人。 たぶん…

水猫と下田行脚(あんぎゃくって読むわけじゃないのね)

あんぎゃー、あんぎゃー。 朝、品川から伊東行きの踊り子号に乗る。 一人で遠出をするのは、いつぶりだろうか。 列車内はガラガラで、ぽつぽつと家族連れがいるだけ。 下田までのきっぷの買い方もわからなかったぼくは、品川駅のきっぷ売り場のお兄さんが早…

人って人で良くも良くも変わるんだなあって話

結構ずっと考えていた、何で人って結婚するんだろう?どうせ変わってしまうのに。 って。 辛いもの嫌いだった人がいつのまにかカレーばくばく食べてる。早起き無理って言ってた人が毎日朝6時に起き始めた。タバコあれだけ吸わないって言ってたのにお前吸うん…

ぼくはどこに立っているのだろうか

彼女にとって、ぼくはいったい何者なのだろう。 そう考え込んでしまうことがある。 何のためにぼくは彼女と話をしているのか。 ぼくは彼女に何をして欲しくて、彼女はぼくに何をして欲しいのか。 この関わりに意味はあるのか。 ぼくは女の子が好き。 何で好…

人生は不思議な出会いにあふれているはなし 2-1

“俺のこと通報しないって誓う?“ 会ってから5分も経っていないのに、何を言われるかわからない状態でYESと言うのは難しいだろう。秘密を打ち明けることへの恐怖心は、お酒に飲まれて薄まったか、完全に流されてしまったようだった。というか彼はいったい誰?…

あの日の夜の丁寧さを思い出してみる

過去には違いなかった。 ぼくが今日よりも若かったころの話。 何十年も前の遠い昔の話である気も、つい昨晩の出来事だった気もする。 そんな不思議な感覚にとらわれつつ、ぼくは今日、写真を見返していた。 あの日ぼくらは四人で、昔話に花を咲かせながらビ…

自己の価値観を知るための6つの質問のその3

いよいよ最終回です。 意外と考え込むとめちゃめちゃ時間かかるし長くなるな。 5 これまでで最高(最悪)の上司は誰ですか? そう思うのは、その上司が何をしたからですか? 最高の上司は、とにかくアチい人だった。 じぶんの倍くらい年が離れているのに決…

自己の価値観を知るための6つの質問のその2

2 幼い頃や思春期における最も重要な出来事および経験は何ですか? それらが自分の世界観にどう影響を与えましたか? うーん、難しいなあ。 本読んでたことかなあ。 たくさんの物語に、じぶんの想像力で触れていた。 青い鳥文庫の「夢水清志郎シリーズ」や…

DaiGoと自己の価値観を知るための6つの質問のその1

メンタリストDaiGoって、絶対友だち少ないよなあ。 と思いながら、彼の動画をみる。 早口で、秩序のあるしゃべり方。 脳みそがぐるぐる洗濯機みたいに無理やり回されている感覚が気持ちよくて、ついつい聞き入ってしまう。 テレビに出ていたころ、彼のパフォ…

人生で初めてコンタクトを入れてみる

メガネもかけず、ずっと裸眼だったぼくはコンタクトとは無縁の生活を送っていた。 これからもコンタクトなんぞ使うつもりはなかったし、目にあんな異物を入れるのなんて信じられないと思い続けていた。 そう、昨日までは…。 仕事の関係でカラーコンタクトを…

丁寧な暮らしはうさんくらいらしいけどぼくはそう思わない話

丁寧な暮らし とグーグル検索すると、予測のところに 「丁寧な暮らし うさんくさい」 「丁寧な暮らし うざい」 「丁寧な暮らし 疲れた」 とかが出てきて、ぼくは悪いことをしているところを見られた子どもみたいにどきりとした。 丁寧な暮らしって、すてきな…

アキバの面白い異様さ

仕事の都合で平日の夕方、秋葉原に非接触型の体温計を買いに行った。 新御茶ノ水駅からお店に行き、その後秋葉原駅まで歩いたのだけれど、小雨の中、道にはたくさんのメイドさんがいらっしゃった。 大通りを一本入った広すぎない道に見渡す先ずっと、2メート…

PCR検査を受けた話

微熱がずっと続いていた。 地元の小さな駅で、2人以外入るのことのできない秘密めいたレストランで朝までお酒を飲んだ後、お昼頃に起きたぼくは二日酔いなことに気づく。 熱を測ると、37.5度。 昨日は36.8度だったな、と思ってから、少しだけ、寒気がした。 …

お前らほんとクソだな、と吐き捨ててから、拾って食べる話

信じられないかもしれないけれど、この話は明るく終わります。 ほんとにほんとに、サイアクだ。 砂浜に打ち上げられた、ぶよぶよのクラゲの死んだ姿をみたときみたいな気分。 怒るお前も、嫉妬するお前も、貶めようとするお前も、誰も愛せないお前も、誰かに…

人生は不思議な出会いにあふれているはなし vol.1

今となってはきっかけなんて思い出せないが、高校生の時、ジャン=ミシェル・バスキアの絵を初めて観た。その感情の爆発は衝撃的で、彼の制作背景を知っていくうちに、どんどん惹かれていった。出会いから5年、彼の個展が日本で開催される。高まる心臓を抑え…

男飯(おとこめし)とか意味わからん

男飯に納得がいかない。 男メシ 調理がさほど難しくなく(料理無精な男性でも作りやすく)、豪快な趣があり(男性的)、男性の多くにとって好物となり得るような種類の料理を総称した俗な呼び名。 調理がさほど難しくなく、豪快な趣のある飯を男飯と呼ぶだな…

だれのためにいきる

だれのために怒り だれのために泣く だれのために喜び だれのために笑うのか じぶんのため? それもまた、むつかしい。 ちゅうよう【中庸】極端な行き方をせず穏当なこと。片寄らず中正なこと。 中庸でいることが、重要? ぽぉんと心がはねて、パズルのピー…

世界はうそに満ちている

世界はうそに満ちている。 よくわからない感情であふれている。 ぼくの腰にも届かない小さな子どもが、高い高い空を見上げて、にへらっと心底幸せそうに笑う。 とうとい。 それだけで、それだけなのに、どんな感情かもわからず、泣きそうになった。 心とから…

しゃべるとしぬぞ

口は災いのもと。 人の口に戸はたてられないと言うけれど、じぶんの口くらいにはしっかり戸をたててあげないと、痛い目いっぱいみちゃうんだろうなあというのが最近生きててじぶん自身のしみじみとした実感です。 結構しんどいことが起こった。 すごい疲れち…

Oculus Questはコミュニケーションを変える

VRはコミュニケーションを変えるって思いました。 youtu.be Beat SaberというVRの音楽ゲームは、言わずもがな、一番有名なやつで、やはりすごかった。 ライトセーバーにそっくりなやつを振り回して、もうじぶんが世界で一番かっこいいジェダイなんじゃないか…

VRは恋とほぼ同じ

Oculus Quest という、去年のたしか今頃くらいに発売されたVRヘッドセットがあって、いまさらながら購入してみたのだけれど、正直予想をはるかに超えて、すばらしいものだった。 少しぼくの話をするのだとすると、ぼくは常日頃から 「うまいご飯を食べて、大…

軽くて薄くて重い

ぼくの人との関わり方をこうたろう(仮名)にベーゴマみたいだと例えられたことがある。 ぐるぐる回って、最初はとんとんっ、と軽くぶつかって何回かくっついたり離れたりを繰り返しながら、ある一定の段階でばちん!とぶつかってはじけて、どこか遠くへいっ…

半沢直樹とは友だちになりたくない

「倍返しだ!」 のフレーズが流行り、半沢直樹が世の中で盛り上がりを見せていたのはたしか、5年くらい前だった気がする。 ぼくはドラマを見る習慣がないので、半沢直樹も見ていなかったのだけれど、大学の山岳部の高尾山に登る体験みたいなのについていった…

働くことの好きなとこ

今ぼくが働いている会社は、労働時間こそ長くなりがちなものの、やりたいことをやらせてもらえているという点ではかなりホワイトですてきな職場だと思っている。 会社の話をすると、ようすけには合ってる環境だよね、お前がそこにいる理由がよくわかると言わ…

いやもっと死ぬ気でがんばれよところされる

だんだん仕事というものを知っていって、今日がんばっても明日も明後日も明々後日もあるのかと思って、絶望しそうになる。 わたしはこの世で一番ばかなのではないかと思ってきてしまって、思いつめて弱音吐きたくて何もかもがぐちゃぐちゃになってしまう。 …

いっぱい泣いていいよ。そばにいて笑ってあげる

「いっぱい泣いていいよ。そばにいて笑ってあげる」 「なんの歌だそれ」 「おれの歌」 「おえーーー」 吐く真似をする女の子なんて、エモさのかけらもない。 キザったらしくて、ほんと無理。なんて、じぶんでクサイせりふを吐いたくせに、心のなかで毒づく。…

悪口みたいなものじゃない

最近、友達と二人で話すときに、 「あいつはこういう人間だ」 と言い切ってしまうことがよくある。 悪口のつもりはないのだけれど、勝手にその人を分析して、知ったような口をきいて、こんな人間なのだろうなあ、と言ってしまっている。 「あいつはずっと前…

推薦状を10枚集める就活の話

就活は一社だけやろう、と考えていた時期があって、とあるアニメの会社を受けたことがある。 社長との最終面接までこぎつけたのだけれど、残念なことにその会社に採用されることはなかった。 一次面接の前の書類選考ではいくつか選考方式を選べて、エンタメ…

好きな人に会いたい

会えることって当たり前じゃないんだよな。 そんなのずっと前から知っているはずだったのに、ついつい忘れそうになる。 今の世の中の状況うんぬんではなく、たくさんの理由で、または一つのシンプルな理由で、じぶんが会いたいと思う人に会えないことがある…