こいつまじ意味わからんって、maybe you are thinking の話

その人に関心があって、好きを持て余しているとき、

なんだこいつ、意味が全然わからない。

何考えてんの、バカなの?

 

って、思うことがある。

これはあくまで一般論。

 

最近、そう思うことが多くて、だからなんだか、いらいらしてしまっているのだと思う。

 

心が近づこうとすると、「はあ?」って思うことが増えて、なんだか疲れてきてしまって、すべてが無駄に思えてくる。

 

しかも学校や会社と違って、この年になると、友だちって会おうとしなければ会えない。

能動性を失えば、自然に会う回数は減っていって、忘れていって、「はあ?」も消えて、好きも関心も薄くなっていく。

いらいらも、もやもやも、消えはしないけれど、どこかへ忘れてしまうから、楽になるには違いなかった。

 

最近、よくこんな気持ちになるのは、じぶんの周りの人間関係が、わたしとあなたという一つのシンプルな関係性ではなくなってきたからなのだと思う。

あなたとわたしには、共通の友人との、まったく異なる関わりがあって、それぞれの異なる要素が、2人から3人になることで複雑性を増して、隠れていたものが明らかになる。

すると、今まで知っていたつもりになっていた「あなた」の、よくわからない行動や言葉を見ることとなって、その意味を考えれば考えるほど、相手のことがわからなくて、イラだってくる。

 

青色のバスを見て、怒り出す。

あのバスは青色じゃない、と言い切って、知らんぷりをする。

そんなバスは存在しないと言う。

青色と決めつけたぼくも悪いのかもしれなかった。

 

あなたが、何を考えているのか、まったくわからなくて、まじ意味わからんって、思う。

言いたいことは言ったつもりなのかもしれないけれど、何も伝わってないし、意味わからんままだよ。

 

でもそれは、あなたも同じなのかもしれない。

ぼくの行動も、言葉も、他の人との接し方も、見れば見るほど、よくわからなくなってきているのかもしれない。

 

なんだこいつって、互いに感じてて、もやもやしていて、苦しいのかもしれなかった。

伝えたつもりなのに、伝わっていなくて、それも嫌なのかもしれなかった。

 

好きでいさせてほしいのだと思う。

それなのに、どんどんどうでもよくなってしまって、好きじゃないところが増えてしまって。

嫌いになりたいわけはなかった。だれのことも、嫌いたくなんてない。

 

でも、ぶつかるのも怖いなあと、思う。

ぶつかったら、絶対にしんどい。疲れるし、壊れるかもしれないし、どうなるかなんて、何もわからない。

だったら少し離れて、楽になってしまった方が、よいのかもしれない。

 

表面で、上澄みで、浅い関係。

そんなの嫌だなあと、思う。

だから、ぼくも一歩、踏みこんでみようと思う。

 

それもまた、ぼくのエゴでしかない。

 

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うだうだ言ってないで、言いたいことは言えという話 - 言葉尽くして、好き隠さず