悪口で盛り上がるの
日本酒をたくさん飲んだ、楽しい飲み会だった。
ご飯もめちゃうまいし、店主の方もすごくいい人だった。
ただ、ネガティブな話が多いなあと思って、落ち込む。
とみやまにしてみれば、それをどうにかこうにかポジティブに持っていこうとしない、ぼくも悪いらしかった。
ぼくは黙って、あいづちをうってしまう。
たぶんあるはずの、愛をみつけることができなかった。
諦めたわけでも、見下してるわけでも、嫌いになってるわけでもない。
ぼくに何ができるだろうかと、考えている。
否定したいわけではなかった。
ネガティブな言葉を使いたい、そんな夜があってもいいと思う。
ただぼくのエゴママで、それをどうにかポジティブに変えたいと、思ってしまう。
でも、なんどもそうやって失敗してきた。
悪口を悪口で終わらせない、そこに愛があるんだなあと思えるもかちーが、やっぱり最高だなあ。
もかちーは一見、雑に言葉を使うのだけれど、トーンなのか、表情なのか、なぜだか愛を感じられる。
悪口が悪口じゃないみたいだ。
そろそろ、恒例のほめほめ会をしたいなあ。
ほめほめ会とは、お互いの良いところをただひたすらに言い合う、なんともハレンチな会。
控えめに言って最高である。
あわせて、他の人のほめ、陰口ならぬ陽口(ひなたぐち)も叩きまくると、もう幸せでしかない。
傷の舐め合いとか、馴れ合いとか、言いたい奴に言わせておけばよい。
ポジティブな言葉を使いたい、そんな夜があってもいいのだと。
心から思っている。