お金がないけどどうしても海外で飲みたいときの話
オーストラリアにいったとき、コンビニでお酒を買ったのだけれど、あいにくぼくたちは栓抜きを持っていなかった。
あと、オーストラリアでは、というか日本以外の多くの国では、外(路上とか公園とか)で飲むことが法律?で禁じられている。
ぼくとやまは(仮名)は栓抜きがなくともお酒を飲みたかったし、家でもなく、お店でもないところ(飲食店はどこも高く、ぼくらはお金がなかった)でお酒を飲みたかった。
そんなときに役立つライフハックを紹介しようと思う。
飲む場所がない。
この課題を解決するためにぼくらが最初に思いついたのは、ショッピングモールだった。
ショッピングモールによくあるイートインの席で、あたかも隣のお店から買いましたという風をよそおって、飲む。
マナーが悪すぎるということで却下。
実際、バレることはないだろうから、そこらへんの小さな広場のベンチに座って飲む。
これも合法感がないので却下。
そこで思い出したのが、ぼくらは公園にあるBBQ場で、肉とともにお酒を楽しんでいたということ。
近くにBBQができる公園があれば、そこでならお酒を飲むことができるのではないだろうか?
Pirrama Park
https://goo.gl/maps/qeDiCg5e76A6R82x7
ぼくらはシドニーのダーリング・ハーバーから歩いて10分くらいのところにある、ピラマパークという公園をグーグルマップで見つけた。
ただ、BBQ場でならお酒が飲めるというのは、ぼくらのたてた仮説でしかなく、それを正しいとする根拠はない。
ネット上でしばらくPirrama Park, BBQ, alcohol とかで調べたところ、3年前に、ピラマパークでBBQの集まりをしよう!という企画をたてているwebサイトを見つけて、その文中に、お酒とお肉をみんなで持ち寄ろう!と書かれていた。
ぼくらはどうしてもお酒が飲みたかった。その一文にすがる他、道は残されていない。
こうしてぼくとやまはは、サイダーのビンのお酒を6本買って、意気揚々とBBQ場のあるピラマパークに向かった。フィッシュ&チップスを買って、気持ちはピクニック気分だった。
ただ、ぼくらにはまだ問題が残されている。
そう、栓抜きを持っていないぼくらは、ビンをあけられない。
ビンとビンを合わせるとできるときいていたぼくは、一つのビンを逆さに持って、フタとフタを引っかけて、ぐっと引っ張ってみたのだけれど、泡が溢れるだけで、あけることはできなかった。その後もベンチにぐっと押し込んでみたり、やまはが歯であけようとしたりしたのだけれど、どれもうまくいかなかった。
公園で必死にビンのフタをあけようとするぼくら二人は、さぞかし、こっけいに映っていたことだろう。
ぼくらはここまできて諦めるわけにもいかなかった。
角という角に打ちつけ、あけようと試みた。
あかない。あかない。溢れちゃった。あかない。
そんなことを繰り返しながら、色んな理由で人目を気にしながら、あけようと躍起になる。
壁に張りついて少しでっぱった看板を見つける。上から下に少し勢いをつけて、ビンを垂直におろす。
ぽんっ、と音がしてフタがあいた。
言われてみれば当たり前なのだけれど、角に引っかける際、ぼくはぐっと押しこむようにやっていて、そのせいでお酒が溢れて台無しになっていたし、角といっても丸みを帯びたものしかなくて、うまくフタのふちに引っかけられていなかったのだ。
ただそれだけのライフハック。ぜひ参考にしてください。
これには、やまはのかばんの中に栓抜きが実は入っていたというオチがつくのだけれど、それはまた別の話。