なぜかめっちゃ好きなものの話
レペゼン地球
何で好きなのかがわからないもの。
映像の美しさとか、新海誠作品らしい恋愛の描き方とか、音楽の入りかたとか、色々ポイントはあるのだけれど、なんだかこの映画がずっとすっごく好きで、けれどそれを言語化できずにいた。
とある時、友人が「言の葉の庭」について述べたことがあった。
「あれはエロい」
なるほどなあとぼくは思った。
うならざるをえなかった。
だからぼくは好きなんだ。と納得した。
めちゃめちゃえっちなのである。
公式のHPのこの上のイラストが、映画で何をみせたかったのかを如実に表している。
とかく、このシーンがえっちなのである。
小説の方も読んだのだけれど、こちらも素晴らしかった。
1時間足らずの映画を損なわず、壊さず、新しさもあって、言の葉の庭が好きな人もそうでない人も、ぜひ小説の方も読んでほしいと思う。
https://abema.tv/video/title/13-46
アニメをみてハマったもの。
とてつもなく好きで、100話以上あったのだけれど、一気にみてしまった。
ただ、結末は覚えていないので、もしかしたら全部はみていないのかもしれない。
あらすじとしては、中国修行から帰ってきた元祖無差別格闘流の後継者候補、早乙女らんまが許婚(いいなずけ)のあかねと繰り広げるドタバタバトルコメディ。
格闘家で負け知らずのらんまと、その許婚で無差別格闘天道流の道場主の娘、あかねの恋愛模様も見どころの一つで、強いのにデリカシーなくてどこか優柔不断ならんまと、負けん気が強いながら本当は女の子っぽいところもあるけれど、どこか素直になれないところのあるあかねのどちらもがかわいい。
この作品の一番の特徴はなんといっても、らんまが水をかぶると女の子になって、お湯をかけると男に戻ることだろう。
女になってしまうという特性を備えたらんまは、そのせいで余計に多くの人に絡まれたり、時には自ら利用して物事を解決しようとしたりする。
1996年までに描かれたこの漫画は、時代もあってか、女になる、男になる、という変身が深いテーマとして、性とはなんなのか?みたいに取り扱われることはない。
あくまでも性別のスイッチはストーリーに緩急をつけるためのものでしかないのだけれど、その切り替えというのが物語を上手い具合にテンポよくしていて、みていて気持ちが良い。
お互い惹かれあっているのに、すなおになれないばかりにいがみあってしまう、というのもヤキモキさせられて、とてもいい。
かなり軽いタッチのコメディなので、なんも考えたくない時なんかにみるのがおすすめ。
レペゼン地球
レペゼン地球は、DJ社長を筆頭とした福岡出身のDJ集団で、YouTube界の中ではたぶんかなり有名なのだけれど、Youtuberではないという本人たちの言葉の通り、本業の音楽もしっかり作っているし、ライブもやっている。
これに関しては本当になんで好きなのかがわからない。
ぼくは基本的に下品なものが嫌いだ。
女の子の前でえげつない下ネタ言う人間はくたばればいいのになあと強く思っている。
ただ、久しぶりに男だらけの高校の友達と会った時、下品な下ネタを言っている彼らを止めるどころか、自ら率先して言っていた気もする。
これは後日結構ショックを受けて、じぶんが品のある人間なのではなく、品のある人が周りに多くいたからその気になっていただけなのかもしれないと気づいて、恐ろしくなった。
またはモテたいがために、品のないことは悪いことだという考えが染み付いて、下ネタに嫌悪を抱いてしまうのかもしれない。
レペゼン地球の動画とかも品のないものが多くて、色々再生しながら、下品だなあ、嫌だなあとか思いつつも、ついついみてしまう。
彼らって、悪そうな感じだしてるし、じぶんでもじぶんたちのことを悪い人間だ、みたいなことを言っているのだけれど、下品なところを除けば、彼らはとても誠実でデキた人間なのだと思う。
いや、詳しくは知らないけれど。
なんか動画でみていると、すなおで、礼儀正しくて、気を遣えて、周りをみることのできてるいいオトコばかりで、かっこいいなあと思った。
憧れはしないし、真似したくもないし、正直クセが強すぎてあまり関わりたくはないけれど。
でもたぶん、大事なモノを持っている、かっこいい人たちなのだと思った。